各国のリサイクル事情をご紹介します

リサイクル活動、海外ではどうしているの?

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経済活動としてのリサイクル

市民のチカラ

ベトナムのリサイクル事情は日本や北欧とは少し異なっています。大都市の街角には資源物を買い取る人たちがおり、一般家庭の資源物はその人達に売却されます。ベトナムでは、古紙、缶、びん、ペットボトル、金属類、プラスチック類などが資源とされ、それ以外の廃棄物はほとんどが有機物になります。これらの分別は選別センターで行われます。その後、有機物は堆肥化施設で堆肥となり、有機物以外のゴミは埋立処分等で処理されます。
ごみの山から有価物を回収する「ウェイスト・ピッカー」(意味:ゴミ拾い人)と呼ばれる人達がいます。例えば、近隣に住む農家の人たちが選別センター公認でウェイスト・ピッカーをしており、このように市民の経済活動によってリサイクルが行われているのです。

リサイクル村

ベトナムには、プラスチックのリサイクルを専門とする工芸村があります。その数は2,800と言われ、多くの人たちが工芸品を観光客に売ることを生業としています。
とある工芸村は首都ハノイ中心部から車で1時間ほどの場所にあり、こうした村の人々はプラスチックを買い付け、フィルム等に加工します。そしてこのフィルムから新たなプラスチック製品が作られるのです。ちなみに1日に10時間働いて月収は日本円で2万円ほどだそう。
一方で問題点もあります。プラスチックを熱すると有毒なガスが排出されます。さらにプラスチックを熱するために使われる炭や木から生まれる煙は先述のガスとともに村の空気を汚染する可能性があり、住民への健康被害や環境汚染への懸念が広がっているのです。